私は中学生の頃、スケジュール管理の目的ではなく、「今日楽しかったことベスト3」を毎日書き続けました。内容は、「音楽番組が大好き」「バスケの試合でシュートが何本も決まってうれしかった」など大したことではありません。
「歌が上手な人の歌を聴くのが好き」という気づきから、「ライブに行く」という行動につなげる。「シュートが決まるとうれしい」という体験から、試合でシュートを決められるよう、今までより練習を一生懸命するようになる。こうして毎日の生活の中で、自分が楽しいと感じたことを集めていくだけで、楽しいことや本当にやりたいことに自然と時間を使うようになっていったのです。
「やりたいこと」を見つけるというよりは、自然と「やりたいこと」に時間を使うようになっていったというほうが正しいかもしれません。
時間の価値観を探るために書く
「後悔が残りそうな人生」
やるか、やらないかで迷った時、「やらなかった後悔より、やって後悔したほうがいい」と思って、「やる」と決断した経験がある人も多いのではないでしょうか?
日々の積み重ねが人生をつくることを考えると、やりたいことを先延ばしにしないことが後悔しない人生につながります。
どんなことで後悔するかは人によって異なるので、自分にとってはどんな人生を送ると後悔しそうか、書き出してみるといいでしょう。たとえば、次のようにです。
・家族や友人など、大切な人との時間をおろそかにする人生
・他人の期待に応え続け、自分のやりたいことを思いっきりできない人生
次に、書き出したことをもとに「後悔しない人生を送るために改善すべきこと」を書き出していきます。
・仕事だけでなく、家族や友人との時間も確保する
・自分の感情と向き合い、内省する時間を取る