「レシピ通りに作ったのに、なんだかおいしくない……」そんな経験はありませんか? それは、レシピをシンプルに見せるために、「料理上手なら感覚でわかる」と省かれた大切なポイントがあるからかもしれません。書籍『レシピ未満のおいしい食べ方』では、これまでのレシピ本には書かれなかった、本当に「料理をおいしくするためのコツやポイント」をわかりやすく解説。さらに、ひとつの食材で作れる料理、火を使わずにできるもの、直感的に作れるシンプルな調理法など、「レシピと呼ぶには簡単すぎる」食べ方を通じて、一生モノの「料理の秘訣」が身につきます。いつもの料理をもっとおいしくしたい方はもちろん、料理初心者や苦手意識のある方にもおすすめの一冊です。(監修/料理研究家・管理栄養士 藤井恵)
ドレッシングを上からかけていませんか?

ドレッシングをかけて、あえるだけのサラダ。
簡単なはずなのに、野菜がベチャっとする、いくらドレッシングをかけても味がなじまないといった声をよく聞きます。
これを解決するコツは、ドレッシングの順番!
最後に上からかけるのではなく、あらかじめボウルの内側になすりつけておきます。
そこへ、野菜を入れるのです。
基本のドレッシングの分量は、酢とオイル1:1、塩・こしょう少々(親指と人さし指でつまんだ量)。ベビーリーフ1パックなら、酢とオイルは小さじ1/2ずつで十分です。
ボウルに酢と塩・こしょうを手で混ぜ、次にオイルを加え、内側になすりつけるようによく混ぜます。
そこに野菜を加え、空気を含ませるようにふんわりとドレッシングをまとわせましょう。
すると、少量でもまんべんなく味がなじみます。市販のドレッシングを使うときも同じようにごく少量を先に、ボウルになすりつけておくと上手にドレッシングを絡めることができますよ!