世代というものは大抵、その集団に属する人々が話し、歩き、世の中に出るようになって初めて評価され、特徴づけられるものだ。だが最も新しい世代はまだ離乳食も始まっていないのに、すでにありがたくない評判がついている。「ベータ世代」は1月1日、「アルファ世代」に続く世代として正式に登場した。ギリシャ語のアルファベットの順番に従った名称ではあるものの、若い親の一部や学齢期の子どもたちにとっては学術的というより、あまり良くない意味に聞こえる。ベータという言葉は一般的に、「弱い」「受動的」という意味のスラングとして使われているからだ。この厄介な呼称の生みの親は社会学者で人口統計学者のマーク・マクリンドル氏で、「アルファ世代」という呼び方を提唱した人物だ。ギリシャ文字の使用は体系的で科学的であることを意図したものだという。何かを表すものでも、うさんくさいものでもない。