トランプ米政権で国家安全保障を担当する複数の高官が、民間のメッセージサービスを使ったグループチャットでイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する極秘の空爆計画を詳しく協議した上、このグループチャットに誤って米誌のジャーナリスト1人を参加させていた。米当局者が24日認めた。米誌アトランティックによると、暗号化メッセージアプリ「シグナル」上でのチャットは数日間に及んだ。攻撃に使用する兵器、標的、タイミングについての具体的な情報が交わされた。同誌の編集者が誤ってグループチャットに含まれており、チャットの内容を公開した。国家安保の専門家や元当局者らは、差し迫った軍事行動に関する機密扱いの協議にシグナルを使用することは、機密防衛情報の取り扱いを定めた安保手続きに対する重大な違反行為だと指摘する。
米高官、軍事機密を民間チャットで協議 ジャーナリストに漏えい
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