トランプ米政権は、移民の男性を行政上の手違いでエルサルバドルの刑務所に移送したが、米国に帰還させることはできないと主張している。移民・税関捜査局(ICE)当局者の裁判所での宣誓供述書で明らかになった。移民問題を担当する判事は2019年、エルサルバドル国籍のキルマル・アブレゴ・ガルシアさんが本国に戻れば殺害または拷問される確かな恐れがあると判断し、米国にとどまるよう命じていた。ICE執行・退去部門のロバート・サーナ暫定地区事務所長は3月31日付の宣誓供述書で、移民当局はアブレゴ・ガルシアさんのエルサルバドル送還を禁じる裁判所命令があることを認識していたと述べた。ICE職員は3月、アブレゴ・ガルシアさんがエルサルバドルのギャング「MS-13」のメンバーだと主張して身柄を拘束した。本人はギャングとの関係を否定しており、起訴されたことも有罪判決を受けたこともない。