・いま自分たちが座っている/立っている場所から、子どもたちの姿を見ることはできますか?
・ほかに誰が在宅していますか?
・子どもたちは、見通しのよい場所(リビングなどの共有スペース、もしくは、ドアを開け放った子ども部屋)で遊んでいますか?
・子どもたちが、寝室に入れないようになっていますか?
・子どもたちが、トイレを使う際は、一人ひとり別々に使っていますか?
・家庭内で守るべきルールが皆に見える場所に掲示されていますか?
・全体として落ち着いた雰囲気が感じられますか?
・お家の人は、子どもたちの様子をこまめにチェックしていますか?
・子ども同士に意見の相違や問題が起きたとき、お家の人はどのような対処をしていますか?
・子どもたちが、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを自由に使える状態になってはいませんか?
・子どもたちはどんなテレビ番組を見ていますか?
・その日のために前もって準備されていた遊びはありますか?
・子どもたちが、屋外や地下室に勝手に行けるようにはなっていませんか?

相手の保護者と話す場合の
5つの大事なポイント

 気がかりな点があれば、相手に直接質問してみましょう。相手の保護者の方に、子どもたちを遊ばせている間の見守り方について質問することは失礼ではありません。

 ただし、その内容が子どもたちのからだの安全を守ることに関する懸念である場合は、それなりの気遣いが必要です。次の5つのポイントを念頭に置いて会話に臨むようにしてください。

・「わたし」を主語にして話す
「わたし」はどう感じたか、「わたし」にはどう見えたか、あくまでも個人的な思いだということを強調するようにしましょう。主語を大きくしてしまうと、相手の家が一般常識に外れていると指摘したように聞こえてしまいます。

・「子どもの幸せ」に焦点を当てる
 その懸念が「子どもたちの安全と幸せを守りたい」という思いから出てきたものだということを強調します。

・「共同作業」のかたちをとる
 相手の保護者の方に対処してほしい懸念や問題が生じたときは、「このようにしてください」と指示を出すのではなく、「こんな方法はどうでしょう」と提案ベースで切り出しましょう。

・文化や価値観の違いに配慮する
 それぞれの家庭には、それぞれの文化や信念があることを忘れないでください。子どもたちの安全を守ることを最優先にしつつ、違いを尊重し、お互いの妥協点を探っていきましょう。

・思いやりを忘れない
 懸念があっても、批判や否定の気持ちはいったん横に置くことを心がけてください。