「新・こわい女」が圧迫面接
しょげていたのぶだけど……?
受験会場に到着してから受験票を忘れたことに気づいて焦った嵩(北村匠海)であったが、のぶ(今田美桜)の健脚のおかげで、受験票を受け取ることができた。代わりにのぶが遅刻ぎりぎり。でも、なんとかセーフ。こうしてふたりとも受験できた。
受験が終わって、御免与町に戻ってきたふたり。のぶは面接で失敗したとしょげている。
特技を聞かれて、足が速いことと言うと、昨日のラストに登場した新・こわい女こと黒井雪子(瀧内公美)が、ではなぜ遅刻してきたのかと詰問した。やっぱりこわかった。ど迫力のこわさ。
面接の印象が悪くてもまだわからないと嵩はのぶを慰める。帰宅した嵩には、鯛と天ぷらと御赤飯という豪勢な夕食が待っていた。鯛と天ぷら、豪勢すぎないか。
受験をねぎらうというよりは、ひと足早い合格祝いのようだった。気が早いと寛(竹野内豊)は言うが……。
部屋に戻った嵩に寛はいまなにが一番したいか尋ね、今日くらい好きにしたらいいと言う。
そこで嵩がはじめたのは漫画を描くこと。のぶの合格あんぱんをもらって無事合格した漫画を描いた。合格あんぱんはヤムおんちゃん(阿部サダヲ)が作って託したものなんだけどね。
そして、合格発表の日。のぶは落ちる気でいて、落ちたら、家業の手伝いをすると宣言。ヤムに頼むが、あっさり断られる。のぶは不器用だからという理由で。孫に何を言うかと怒る釜次(吉田鋼太郎)。
この食卓で気になるのは、家族は畳の上で食事しているが、弟子の豪(細田佳央太)だけ板の間で食事をしていることだ。当時の当たり前のルールで奉公人は板の間で、釜次たちになんの意図もなく、豪もなんの不満もないのだろうけれど(むしろ仕事をもらって食事もさせてもらって感謝という感じなのかも)、あからさまな格差である。
そして、柳井家の食卓事情を見るに、医者の柳井家は朝田家よりもアッパークラスなのである。