誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

うまくいかないとき…精神科医がまず試す“誰でもできるカンタンな行動”とは?Photo: Adobe Stock

困ったときは、とりあえず笑おう

今日は「とりあえず笑おう」というテーマでお話ししたいと思います。

私が困ったときや、どうしていいか分からなくなったときに、心がけていることがあります。それは「なるべく笑うこと」です。

生放送はドキドキの連続

私は時々テレビの生放送に出演することがあります。収録であれば、言い間違えても編集でなんとかなりますが、生放送ではそうはいきません。

くしゃみや音もそのまま放送されるかもしれないと思うと、緊張が一気に高まります。

空気を読むのが難しい現場もある

番組によっては、「話を振られるまではしゃべってはいけないのかな?」と感じる場面もあります。でも、それを守っていると全然話せずに終わってしまうこともありますし、逆に無理に話すと変な間になってしまうこともあります。

現場の空気感が番組ごとに違って、なかなか難しいんです。

だから、とりあえず笑ってみる

そんなとき、私は「とりあえずニコニコしていよう」と思うようにしています。

笑顔でいるだけで、その場の雰囲気が悪くなることはありませんし、話すチャンスがなかったとしても、画面に映る印象は穏やかです。それでいいや、と思うようにしているのです。

笑顔はどんな場面でもプラスになる

これはテレビだけでなく、YouTubeのライブ配信や病院での診察のときにも同じです。とりあえず笑顔でいることが、人を不愉快にさせることはありません。

もちろん、相手を馬鹿にして笑うようなことは別ですが、基本的には笑顔でいて損はないのです。

笑って悪いことはそうそう起こらない

少し照れくさいのですが、亡くなったパートナーが私に「あなたは笑顔が一番いい」と言ってくれたことがあります。その言葉は今もずっと心に残っています。

それ以来、私はなるべく笑っていようと心がけています。というわけで、皆さんも困ったときは、とりあえず笑ってみてください。

笑っていて悪いことは、そうそう起こりませんからね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。