その結果、ここで紹介する手帳の仕組みにすることで、スムーズに取り組めることがわかっています。

 ただ、子ども自身がやる気になるようであれば、ここで紹介する形式にこだわることなく進めるのがベストです。

 未就学児や小学校低学年の子は、まだ字がしっかり書けないこともあります。そのため親が書いてあげてもいいですが、親もだんだんとめんどうになってくることがあります。

 そこで、子どもがまだ幼いときは、次の表のようなチェックリストにするのがいいでしょう。

 タスクができたかできていないかのチェックは、ハンコやシールなどを使うと子どもたちが楽しめます。

 できれば子どもがポイントの計算をするようにうながすと、数字に強くなっていくはずです。

 そして、重要なのはポイントを累計の形式にすること。累計にすると、どんどん点数が上がるので自己肯定感の向上につながります。数字がわからない子は、シールやハンコの数が増えることで認識できます。

図表:未就学児~小学2年生「子ども手帳」の使い方見本同書より転載 拡大画像表示

小学校中高年から
中学生の使い方とは

 この学年の小学生は、「子ども手帳」がぴったり合う年齢です。

 ここで紹介する見本には、時間を記載する欄も作りました。

 時間を入れなくてもやるべきことの項目を記載するだけで実行できるのであれば、それでもOKです。どちらがやりやすいのか、お子さんの特徴をつかんで選んでみてください。

 起床と就寝の時間を決めて、守れたらポイントが入るようにすると生活習慣が劇的に整いやすくなります。