勉強中の子ども写真はイメージです Photo:PIXTA

子どもが手帳を使うようになったら、勉強・習いごと・規則正しい生活リズムが習慣化されて「子どもが変わった!」という実例が続出している。「子ども手帳」の仕組みを実際に使った保護者からのレポートをご紹介する。※本稿は、石田勝紀『勉強しない子には「1冊の手帳」をあげよう!パワーアップ完全版』(あさ出版)の一部を抜粋・編集したものです。

学習の「見える化」で
子どものやる気はどう変わる?

 中学受験を目指す小4のお子さんがいるBさん。

 子どものやる気や特徴を考慮して、子どもに合った理想的な「子ども手帳」を探しました。最終的には、オリジナルノートによる「子ども手帳」を使っています。子どもの状況に合わせて自作ノートを次々とバージョンアップした経緯もあわせてご覧ください。

 宿題は学校でさっさと終わらせて家でのんびりするタイプで、外で友だちと遊ぶより、家で本や漫画を読むのが好きな子です。小1になったときにタブレットタイプの通信講座に申し込み、毎日楽しみながら学んでいました。

 小3の終わり頃、両親で中学受験について検討し、娘の普段の様子から、子どもに合う学校を選べる可能性があるなら挑戦してみようと考えました。

 そこで本人に中学受験の話をしてみたところ、「いずれ受験をしなくてはならないなら、先にやっちゃいたいな」とのことで、中学受験に取り組んでみることに。

 そのタイミングで、これまでの勉強を見える化してはどうだろうと思い立ち、手作りで表をつくったのが始まりです。

 宿題やタブレット学習がコツコツできる強みを、本人が実感して自信に変えていくためには、見える化することに意味があると考えました。