また、ここでは宿題と書いていますが、教科別に宿題のページや項目を書いてもいいでしょう。ぜひ、この見本を参考にして子どもに合ったアレンジを探ってみてください。

図表:小学3~6年生「子ども手帳」の見本同書より転載 拡大画像表示

 中学生の場合は、小学生のようにポイント制にする必要はありません。その代わりに、勉強時間数をカウントしてみましょう。なお、勉強時間数には、学校や塾での勉強時間も入れることが重要です。

書影『勉強しない子には「1冊の手帳」をあげよう!パワーアップ完全版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『勉強しない子には「1冊の手帳」をあげよう!パワーアップ完全版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
石田勝紀 著

 仮に学校や塾でしっかり勉強していないと思われる状況でも、あえて勉強時間として加算します。もちろん学校では、ホームルームや実技系の科目もあると思いますが、それも含めて「7時限あるのであれば7時間」としてください。

 もし学校や塾の勉強時間をカウントしなければ家庭学習時間だけになり、手帳に記載される数字は「1」や「2」になります。

 このような小さい数字では、モチベーションがわいてこないため、ある程度大きい数字にするほうが、やる気がでるのです。

 このルールにしたがうと、塾の時間も含めば、中学生は1日に10

 時間近く勉強していることがわかります。

 授業時間も入れることで、「自分はこれだけやっている!」という自信につながります。