ドナルド・トランプ米大統領は米ロック界の重鎮ブルース・スプリングスティーンに対し、米国に戻るまで「口をつぐむ」よう警告した。だが、スプリングスティーンは一歩も引く気配を見せず、17日に当地で行ったコンサートでは米国の深刻な政治的分断を反映した熱のこもったパフォーマンスを披露した。スプリングスティーンはこの日、トランプ政権に対する従来の批判を繰り返し、権威主義を抑制するために設けられた米国の議会や制度を「ならず者」政府が踏みにじっていると述べた。「今、われわれの国の民主主義の本質を変えてしまうような事態が起きている」と観客に語りかけた。その点を強調するため、北朝鮮の故金正日総書記に使われた敬称を引用し、「親愛なる指導者」に1曲をささげた。
スプリングスティーン、国外公演でトランプ氏批判続ける
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