2023年10月にロバート・ハー特別検察官(当時)が実施したジョー・バイデン前米大統領の聞き取り調査の音声記録によると、バイデン氏が時折か細い声で話し、適切な言葉や日付を探すのに苦労する様子が分かる。聞き取り調査は2日間にわたり約5時間行われた。バイデン政権は発言を文字に起こしたものを24年3月に公開したが、音声の公開は拒否していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が音声記録を入手した。ハー氏は、バイデン氏がオバマ政権の副大統領退任後、機密情報を不適切に保持していたかどうかを調査する一環としてこの聞き取り調査を実施した。バイデン氏は時折冗談を言い、詳細を把握しているように思われる場面もあるが、長々と脱線したり基本的な事実を忘れたりしている場面もある。