私はダジャレも大好きで、年がら年中ダジャレを言っています。ダジャレをいうのが好きというより、それでみんなが笑ってくれるのが嬉しいのです。

 そして実は、笑いも脳の活性化につながるといわれています。

 福島県立医科大学医学部疫学講座教授の大平哲也氏らが、2007~2008年に健康診断を受診した4780人を対象として、笑いが認知症を予防する可能性について調査しました。そのうち、認知機能の低下が見られなかった738人を対象に、笑いの頻度と認知機能低下との関連を調査した結果、笑う機会が「ほとんどない」人は、「ほぼ毎日」笑う人に比べて認知機能低下の症状が出現する危険度が3.61倍になるというデータが出ました(図11参照)。

 これを見ると、私のダジャレも周りの人の認知症予防に一役買っているかもしれませんね。

図表2:笑いの頻度と1年後の認知機能低下症状出現との関連(横断研究)同書より転載
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