
英語をスラスラ話せるようになるためには、大量インプットによる「英語漬け」を意識することが重要だという。そのためにインターナショナルスクールに入ったり海外留学をしたり特別な教材を使う必要はない。日本に居ながら「英語漬け」を目指せる、簡単で誰でもできる方法とは。※本稿は、中林くみこ『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』(リチェンジ)の一部を抜粋・編集したものです。
英語が話せるようになる
「多聴・多読で大量インプット」の方法
大人の英語学習は、
(1)単語・文法のおおまかなベースを作る
↓
(2)多聴・多読で大量インプット
↓
(3)アウトプット
だとお伝えしました。
ここからは、メインテーマである「(2)多聴・多読で大量インプット」について、具体的にお話ししていきます。
多聴・多読とは、文字どおり「英語をたくさん聞いてたくさん読む」学習のことです。
「多聴・多読をしましょう」というと、リスニング用とリーディング用のテキストを大量にこなすことだと思われる方がいるのですが、これは違います。
まず、市販のテキストでは圧倒的に英語の量が足りません。試験対策の教材はもちろん、そうでないものも、学習用のテキストというのは日本語での解説がページの多くを占めており、英語の勉強をしているようで、実際は日本語を読んでいる時間のほうが多いのです。
多聴・多読は、とにかく大量の英語に触れて、表現やフレーズの大量摂取をすることが目的です。「量」が物を言う学習法なので、日本語を読んでいる場合ではありません。