住友商事は約150万円アップ
平均年収の増加額を見てみよう
上の表を見ると、いずれの企業も前回のランキング対象となった23年3月期から平均年収がアップしていることがわかる。
三菱商事は1939.4万円(23年3月期)から2091.0万円(24年3月期)へと約150万円増。三井物産は、1783.6万円(23年3月期)から1899.9万円(24年3月期)と110万円超の増加だ。
今回のランキングで3位となった住友商事も、平均年収を大きく増加させている。1605.7万円(23年3月期)→1758.8万円(24年3月期)と約150万円アップだ。前年比で約20万円増にとどまった伊藤忠商事を抜いて、今回のランキングでは3位となった。
23年3月期→24年3月期における平均年収の増加額で見ると、トップ5社で最も小さかった伊藤忠商事だが、目下さらなる年収アップに意欲を示している。
25年1月、25年3月期の連結純利益で目標である8800億円を達成した場合、翌年度(26年3月期)の平均年収を約10%引き上げると発表した。
5月に発表された25年3月期決算では、純利益8803億円(前期比9.8%増)と目標をクリア。平均年収の10%アップが実現した場合、三菱商事や三井物産の水準に近づくと予想される。今後のランキングの順位の行方にも注目だ。
ランキング完全版では、6位以下全1000社の順位と平均年収を掲載している。
どんな企業が何位にランクインしているのか、ぜひチェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)