中古品、売買するならどっち?「メルカリ」と「ジモティー」の決定的な違い写真はイメージです Photo:PIXTA

引越しで不用品の処分や新生活に必要な家具の入手で「ジモティー」を活用しまくっていたら、これはこの暗雲立ち込める冴えない時代を明るく乗り切るためのちょっとしたオトモであり、さらにはQOLを上げてくれさえする有益なサービスかもしれないと考えるようになった。節約しながらいい生活を楽しめるのである。おそらく練度としては中級者程度かと思うが、ジモティーを楽しむコツや、ドタキャンしがちな業者崩れの取引相手をコントロールする方法などについて解説したい。(フリーライター 武藤弘樹)

不用品を譲り合うサービス
出品物は相場よりだいぶ安い

 ジモティーは生活圏の近い人同士で不用品を譲り合ったりしましょうというのが基本コンセプトのサービスである。出品物は相場よりはだいぶ安く出されたり 、ときとして0円だったりする。

 ジモティーにあれやこれやのネガティブなイメージを持っているから利用したことがない……という人は一定数いて、その理由をヒアリングしてみると、「ご心配の通り残念ながら――」というのもあれば、「たしかにその一面はあるけど心配するほどのことでもない」というのもある。たとえば下記。

品物の受け渡しをきっかけにご近所さんとトラブルの芽が生まれてしまわないか。防犯上も危うい
・商品がいやに安くて不安

 まず「ご近所さんとのトラブルの芽になるのでは」は、やり取りの段階で相手の様子がそこそこわかるので、怪しいと思ったら途中でやり取りを切り上げるのも賢明である。

 ただ、相手もそこまでの無茶はしてこない。出会いは完全にネットだが、そのあとリアルでの対面があるからか、お互い節度を持っていて、挨拶もきちっとするし、出品者はそこまでアコギな商売はしない。