中古品、売買するならどっち?「メルカリ」と「ジモティー」の決定的な違い
ドタキャンしそうな人を
見分ける方法はあるか
ドタキャンが起きる確率は低いが、ドタキャンをしやすい傾向のユーザーはいる。もちろんちゃんとした人たちもいるので決めつけはよくないが、そういう「傾向がある」というものとしてお受け止め願いたい。
たとえばリサイクルや廃品回収的なムーブを生業にしている外国人業者の感覚は、やり取りはラフだし実際引き取りに来るまで「本当に来るや否や」の不安を拭い去ることはできない。
うちでも1件ドタキャンを食らったことがある。そういう相手かもしれないと予め認識して、こちらのキャパシティを引き上げて取引するか、評価が低くて怪しげなユーザーとは関わらないかで自衛するのがよろしかろう。
しかし業者っぽいユーザーを“利用する”方法というのもある。自前で処分するのに手間がかかるものをもらってもらうのである。しかしただ出品するだけでは持っていってくれない。そこで他の欲しがりそうな不用品とセットで出品することで、渋々持っていってくれるようになるらしい。
これはジモティーをよく利用している、不用品整理のボランティアをやっている人から教わったテクである。
たとえばベッドのマットレスがそのままだと捨てられない自治体では、布部分とスプリングを分ける必要がある。スプリングは鉄だから売れるが、周りについている布をはがすのに膨大な手間がかかる。
こういうのは他の不用品とセットで引き取りをしてもらえると楽である。ちなみにうちでは外国人業者に引き取ってもらう方法を後から知ったので、マットレス2つからスプリングの布をはがすのにご近所さん2世帯の力を借りることになった(スプリングを近所の中国人が経営している鉄買取所で売ると750円であった)。
ただ、セットで引き取ってもらう不用品に家電などを含めるのには再検討の余地がある。悪質な業者なら欲しいものだけピックアップして、抱き合わせになっていた不要な家電を不法投棄することがあるからである。不法投棄されるおそれのある家電はコストをかけても自前で処分するのが安心である。