お金を得る手段としての
労働と投資の違い
そこで必要になるのが「投資収入」です。投資収入のメリットは、自分の時間をほとんど使わなくてもいいところです。
不動産を所有していれば、自分は何もしなくても住んでいる人が家賃を払ってくれます。株式を所有していれば、その会社の経営陣が成長戦略を考えて、従業員が仕事をしてお金を稼いできてくれます。
「自分の時間を使わずにお金を生み出す」ための手段として、投資に勝るものはないといっても過言ではありません。
投資抜きで本当の自由は
手に入れることはできない
労働の時間単価を上げるのも大事ではあるのですが、投資なくして「本当の自由」を手にすることはできないでしょう。
その点、自分のビジネスを所有する「ビジネスオーナー」は、労働と投資の両方の側面をあわせ持っています。
上場企業の株式を購入すれば、その企業のオーナーの1人になれます。経営に直接タッチしなくても、企業が成長して利益が出ている限りは、配当金や株価の上昇で恩恵を手にすることができます。
小さな起業でつくる
“お金を生み出す装置”
しかし、自分のビジネスを所有する場合、経営やビジネスのメンテナンスも自分自身でやる必要があります。
他人の会社に投資するのと違い、自分ですべてをコントロールすることができますが、その分どうしても自分の時間を使う必要が出てきます。
とはいえ、立ち上げ当初はともかく、ビジネスが軌道に乗れば、必要最低限のメンテナンスで、自分が事業に直接携わらなくても収益を生み出し続けることができます。
最低限の労働によって
人生を楽しむ支出を得る
場合によっては同じ時間を使って収益を2倍、3倍に伸ばしていくことも可能です。ここが、会社員として働き続けるのと、大きく違う部分です。
こうして投資とビジネスオーナーとしての最低限の労働による収入が、支出(生活費+人生を楽しむお金)をつねに超える状態になれば、「本当の自由」を手にすることができるのです。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集した初出時より再構成しました。