料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから今、旬を迎えている果物について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、桃です。
主に早生・中生・晩生に分けられ、早いものは6月、遅いものは9月頃出荷されます。
最もおいしい時期は7月頃。山梨県が生産量の半分近くを占めていますが、福島県や長野県、岡山県でも栽培がさかんです。
みずみずしい果肉には体内に吸収されやすい果糖が多く、水分とエネルギー補給におすすめ。カリウムや食物繊維も含まれます。
また、皮の近くには緑茶でおなじみのカテキンが含まれるのが特徴。カテキンには高い抗酸化力があり、老化の抑制につながるといわれています。
農家さんイチオシの食べ方
そんな栄養たっぷりの桃、生産者さんにおいしい食べ方を聞くと、
「桃モッツァレラ」
とのことでした!
食べやすく切った桃とモッツァレラチーズを盛り合わせて、おしゃれなサラダに。桃のとろける甘さとモッツァレラのクリーミーさと塩気は好相性です。交互に重ねれば見た目のかわいさもアップ。
桃の甘みにモッツァレラの塩気がたまりません。
ワインのお供にもぴったりですよ!
旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの! とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さんに聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!