著名タレントの事例から学ぶ、パラレルキャリアがもたらす“現代を生き抜く力”
パラレルキャリアで、それぞれの人生が豊かになる
つるの剛士さん、小林涼子さん、滝沢秀一さんの3人の事例で共通して言えることは、著名なタレントであっても、決して、順風満帆なわけではなく、迷い、模索しながら、時間をかけてキャリアや人生を豊かなものにしてきているという点です。
「著名人」となっているのは、あくまで結果であって、不安、悩み、迷いを抱えるなかで、諦めずに行動し、視点を変え、マインドセットを変えたことで、いきいきとした現在(いま)があるということです。
もう一点、強調したいことは、3人とも、メインキャリアを大切にしつつ、志や使命感を持って“付加価値のあるパラレルキャリア”に取り組んでいる点です。だからこそ、メインキャリアに好影響や相乗効果が生じているといえるでしょう。
現在は、「タイパ」や「コスパ」が重視され、短期的な結果や効率を求める風潮にある一方で、さまざまな情報が錯綜し、何が事実かの見極めが難しい時代です。そんな時代だからこそ、ネット検索やAIに全面的に依存するのではなく、自らが動き、自身の目と耳で確かめ、体験することの価値が高まっている、と私は考えます。ひと手間かけることで、情報の確度や自身の納得感も格段に上がります。
皆さんも、「探索」を重ねた結果、興味を覚えることや感性に響くことが見つかったら、“付加価値のあるパラレルキャリア”に腰を据えて取り組んでみてはいかがでしょうか。
「回り道」と思えることが、結果的に「近道」になったり、人や社会のためにという利他的な思いでの行動が、自身のウェルビーイング(心身の健康や幸福)の向上につながることを、今回の著名タレント3人の事例が示しています。