マネージャー時代、成績が伸び悩んでいたメンバーがいました。「このままだと今の等級で雇い続けるのが難しい」という宣告を会議で聞いた瞬間、何としてでも結果を出せる状態にしたいという強い決意が生まれました。
その時、「自分自身が強くなり、周りの人たちを幸せにしたい。そのために、自分自身が強くなる」という根底の思いが自分の中にあることを再認識しました。
ステップ4 心が満たされた場面から
自分の価値観をひも解いていく
どんな状態の自分が好きですか?どんな感情の自分が好きでしょうか。そう思えた場面を振り返りましょう。
例えば、次のような瞬間です。
・チームをリードし、全員で協力してプロジェクトを成功に導いた時
→価値観:「リーダーシップ」「協力」
・同僚や後輩から感謝された時に、「役に立てている」と実感した
→価値観:「人への貢献」「サポート」
→価値観:「リーダーシップ」「協力」
・同僚や後輩から感謝された時に、「役に立てている」と実感した
→価値観:「人への貢献」「サポート」
私は、目の前の人が笑顔になった瞬間に最も幸せを感じます。私にとっては、「その人が持っている可能性や光を見つけて、それを最大限に引き出し応援する」ことが自分の根底にある大切にしている価値観です。
ステップ5 他者からの評価を通じて
客観的に自分を見つめてみる
ここまでの4つの観点から、自分自身の内側にある価値観や思いを見つめてきました。次は、外部からの視点を取り入れることで、さらに視野を広げていきましょう。
・上司や同僚からの評価
例:「あなたは○○な場面で力を発揮するね」「チームの中であなたの△△な特徴は貴重だ」
・友人や家族からの言葉
例:「あなたの□□な部分が好き」「いつも◇◇なところが素敵」
・メンターからのアドバイス
例:「あなたの持ち味は××だと思う」「▽▽を活かせる方向に進むといいかも」
・過去の評価シートやフィードバック
例:定期面談での上司からのコメント、プロジェクト終了時の振り返り
全てに完璧に答える必要はありませんし、答えに正解はありません。あなたの素直な思いを書き留めてみましょう(編集部注/キャリアを見直す際は、ワークシートに実際に書き込みながら行うべきと、筆者はたびたび強調している)。
