睡眠が変わったと感じたら要注意
睡眠の不調が、「疲れているのに寝られない」「寝てもすぐ目が覚める」「朝早く目覚めてしまう」といった形で、何日も続くようであれば、それは精神的な異変のサインかもしれません。
そのときは、無理をせずに、ぜひ精神科の受診を検討してください。
食欲の変化も見逃さないで
もうひとつの重要なサインが「食欲」です。
● 気がついたら食事の量が減っていた
● お腹が空かない
● 食べても味がしない
● ダイエットしていないのに体重が落ちている
● お腹が空かない
● 食べても味がしない
● ダイエットしていないのに体重が落ちている
こういった変化がある場合も、要注意です。ただ、食欲の変化は睡眠ほど早く現れないことが多く、少し時間が経ってから気づくこともあります。
精神科ではなぜ毎回「眠れてますか?」と聞かれるのか?
通院経験のある方はご存じかもしれませんが、精神科の再診では診察時間が数分ということも少なくありません。
その中で医師が必ず確認するのが「睡眠」と「食欲」、特に睡眠です。
「また聞かれるのか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけ睡眠は精神状態を測る最も信頼できる指標のひとつなのです。
自分でチェックする2つのポイント
もし精神科に通っていなくても、「受診すべきか迷うな…」というときには、次の2点を確認してみてください。
➊ 睡眠が、疲れているのにとれない状態が続いていないか?
❷ 食欲が落ちていたり、体重が急に減っていないか?
❷ 食欲が落ちていたり、体重が急に減っていないか?
これらが何日も続くようであれば、それは「危険なサイン」です。
うつ病をはじめとするさまざまな精神疾患の初期症状として現れることが多いため、早めに受診することをおすすめします。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。