競技での目標ではなく、「自分が人としてどういった人間でありたいか」という内面的なルールにしておくのがポイントです。
選手によって、いろいろなミッションがあります。「成長し続ける」「夢を語れる」「優しい人」「現状に満足しない」。みんな内面ではさまざまな思いがあり、生き方があります。ここに良い悪いの評価やこうしていないといけないという決まりはありません。
自分がこれまで影響を受けた人や、反面教師になってくれた人、他人の生き方を学び、自分の生き方が見えてきます。
このインサイドルールは、守っていても誰かに評価されるものではありません。逆に破っても、誰かに怒られることもありません。
自分が自分らしい内面に近づけていることで、肯定できるポイントを築くことにつながります。「自分はどういう人間になりたいんだっけ?」と悩んでしまっている選手には、特におすすめしているスキルです。

心の中にある
3つのゾーンを意識する
自分のルールを自分で決めるため、「これでいいや」と、ルールがつい甘くなってしまう人も中にはいます。
自分の心の中には「コンフォートゾーン」「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」があります。メンタルスキルではよく使われる用語です。
