
理想とする自分に近づくためには、まず「自分とは何者なのか?」を明確にすることだ。ヒトの心の中には「コンフォートゾーン」「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」がある。3つのゾーンのどこに身を置くと自己成長が進むのか?スポーツマンにもビジネスマンにも役立つスキルを、メンタルスキルコーチである著者が伝授する。※本稿は、清水利生『あなたの本気を結果に導くスポーツメンタルスキル』(東洋館出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
「自分とは何者なのか?」を
明確にするインサイドルール
まず自分が選手である前に、人としてどのような人間になりたいのかを明確にしましょう。これを「人間性」と表現する人もいます。
「どんな選手になりたいか?」ではなく、「どんな人でいたいか?」を考えてみてください。
最初は苦労する人もいるでしょう。しかし、この目指す人間性の方向が定まると、「自分とは何者なのか?」が明確となり、進むべき道の光が見えたような気さえしてきます。
それを「ミッション」と呼んでいますが、ミッションを明確に設定しておけば、競技関係なく、自分らしさがつくられるため、モチベーションが保ちやすくなります。
そして、その人間性を得るために日々意識する自分との約束が「インサイドルール」なのです。
このインサイドルールを守っていくことによって「自分はこういう人間なんだ」「今日も自分らしくできている」と、プラスの感情が積み重なりやすくなります。
私のミッションは「人の役に立つ人間でいる」ことです。
そのための私のインサイドルールはこちらです。
「仕事に情熱を持つ」
「白黒はっきり決断する」
「受け身にならない」
「自分が手を汚す時間をつくる」
「白黒はっきり決断する」
「受け身にならない」
「自分が手を汚す時間をつくる」