夏休みは、片づけチャンス! TBS「THE TIME,」、NHK「あさイチ」などにも出演し、著書『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』『人生が変わる 紙片づけ!』(ともにダイヤモンド社刊)が話題の片づけアドバイザー石阪京子さん。これまで失敗を繰り返した人でも、本の通りにやれば片づけ切ることができて、しかもその後もリバウンドしないという驚きのメソッドとは? ここでは『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』のメソッドで片づけた体験者の驚きのビフォーアフターをご紹介します。

【実例で納得!】「片づけても、すぐリバウンドする…」。その原因は“家の仕組み”にあった石阪メソッドで片づけたAさんのビフォーアフター実例

正しい片づけ方法がわからないと悩んでいたAさん

「正しい片づけの方法がわからない」と石阪メソッドの片づけにチャレンジしたAさんの例をご紹介します。

 Aさんは、朝は5時起床、8時出社、17時半帰宅というハードなスケジュールのなか、子育てと家事に追われる日々を送っておられました。加えて、同じマンションに住むご両親や祖母の家も片づけができておらず、「整った家の心地よさを伝えたい」という想いもあったそう。

仕事・子育て・家事の時間を短縮し、もっと暮らしやすくしたい」。そう考え、石阪メソッドで片づけに取り組むことを決意されました。

「ママにしかわからない」キッチンから「家族で使える」キッチンに

 家事の時間を短縮するには、家事を家族全員で行えるようにすることが大切です。そこで、以前は、ママだけが把握し、管理していたキッチン収納を、家族で使えるように変更することにしました。

 基本的なやり方は本書でも紹介している石阪メソッドのルール通り、「モノの全出し → 厳選 → 収納」です。

 そして再収納する際の、動線や収納の仕組みなどを見直しました。

 キッチンとダイニングの境目にあった手作りのカウンター風シェルフには、雑多なものが詰め込まれており、動線の妨げにもなっていましたのでこれを思い切って撤去。キッチンとダイニングを行き来しやすく使いやすいキッチン空間が実現しました。

 さらに、炊飯器の位置をダイニングテーブルの近くに移動。これにより、家族が自分でご飯をよそう習慣が自然と生まれました。

 また、他の部屋で使っていたシェルフをダイニングにもってきて食器を収納し、食後の片づけも家族全員で行う仕組みが完成しました。

 片づけを通して変わったのは、モノの量や収納方法だけではありません。家族みんなが関わる“暮らしの仕組み”そのものが整ったのです。

片づけられるようになっただけでなく、家族の暮らしやすさがぐんと上がりました」Aさんは、そう実感を込めておっしゃいます。

 暮らしは続いていくものです。片づけた後も、以前よりも、暮らしやすくなったと家族みんなが感じるからこそ、家族仲もよくなり、その状態を保とうという気持ちがわくのです。この状態になればもうリバウンドすることは決してありません。

*本記事は、「これが最後の片づけ!」の著者、石阪京子先生のメソッドで片づけられた方の実例です。