
スマホの最新機種を追わなくても、十分豊かに生きていける。実際、ジョブズやウォズニアック、バフェットといった成功者は、スマホに振り回されない暮らしを選んでいる。一流の彼らはなぜ、スマホから距離を取ることを選んだのか?※本稿は、ピョートル・フェリクス・グジバチ『DIGITAL STANCE スマホに支配されない生き方 テクノロジーとの「健全な距離感」を見つける』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
広告を楽しむZ世代が
気づいていない落とし穴
デジタルテクノロジーを積極的に活用し、自分の生活を豊かにするためのツールとして使いこなす人々がいます。彼らはテクノロジーの恩恵を最大限に享受しつつ、自分なりの方法でコントロールしています。
では、具体的にどのようなスタンスがあるのでしょうか。
多くの人にとって、広告は「煩わしいもの」「避けたいもの」と思われているかもしれません。動画広告をスキップしたり、ポップアップ広告を削除したりするのも煩わしいと感じている人も多いでしょう。
しかし、デジタルネイティブ世代にとって、広告は必ずしもネガティブな存在ではありません。この世代は、アルゴリズムによって最適化された広告を「面白い」「役立つ」と感じ、広告そのものをエンターテインメントとして楽しむことができます。
デジタルネイティブ世代は、TikTokやInstagramの広告を、単なる宣伝ではなく、ユーザーの趣味嗜好に基づいて「カスタマイズされた情報源」として受け入れています。