日本女子大生の生活と性格

 コツコツ型の、まじめな勉強家が基本。授業の空き時間に、よく教科書やノートを広げている。ファッションは一部の派手なタイプと大半の落ちついたタイプに分かれる。

 地味めの服装の学生が意外に多いのは、実はまじめなポンジョ生の一側面だ。買い物や遊びに行くのは、池袋、新宿が中心。サバサバした人が主流で、ドロドロしたいじめはない。「将来の目標が決まっていて、自立心のある人が多い」(史学科生)という声もあり、総じて、落ちついた女子たちの集まりと言えるだろう。

……と、ここまで書いたのは、「普段、学内にいる」女子の話。インカレサークルに入り、有名大のキャンパスに入り浸っているタイプは、まさに肉食系。

「才色兼備」かつ自立したイメージでモテにモテているとか。伝統的に読者モデルも多い。ただし、ポンジョでは、基本的に地味めな子もインカレサークルに入るので、ギスギスしていない平和なインカレもいっぱいある。学内のサークルは、スポーツ・音楽・芸術など一通りそろっているが、あまり参加者は多くない。

 学生の雰囲気は学科によって少しずつ違い、派手なタイプが多いのは英文と家政経済、あるいは1学年に300人弱いる内部進学生。附属幼稚園上がりを「超ウルトラスーパー内部」、附属小学校上がりを「スーパー内部」と呼ぶ。彼女たちは生粋のお嬢様であり、「家にお手伝いさんがいると聞いて、びっくりした」(史学科生)という声も。

 しかし、決してお高くとまることはなく、フランクな性格だと評判。被服学科は個性的、日本文学科はおとなしく、数物科学科は変わった子が多いとの意見も聞く。

 女子大と言えば、「合コン」というイメージがあるが、ポンジョ生はレアキャラ。とはいえ、合コンしている子は、それなりにいるし、中には社会人とコンパをしている子も存在する。自宅生が8割以上と多く、一人暮らしでも親の仕送りが潤沢で、生活のためのバイトに精を出す人は少なめ。