投資歴70年でたどり着いた“株式投資で本当に大切なこと”とは?
投資歴70年 資産24億円――【プロの儲かる知識を簡単インストール】人生、もう詰んだ……40歳、しがないサラリーマン。月1万5000円の小遣いを握りしめ、毎日通勤する日々だ。増えない給料、重くのしかかる住宅ローンと教育費。冷え切った家庭に、もはや自分の居場所はない。そんな人生のどん底の状況で拾った、1冊の古びた手帳。それが投資歴70年、資産24億円を築いた89歳現役トレーダー・シゲルさんとの奇跡的な出会いだった。お金、仕事、家庭……すべてに絶望した崖っぷちの男が“投資の神様”から授かった「世界一のお金と人生の授業」とは?“小説形式”だからスラスラ読めてドンドンわかる話題の書『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。答えはすべて、この物語にある。
写真:川瀬典子
こんなじいさんの話、誰が読むねん?
こんにちは、藤本茂と申します。
「こんなじいさんの話、誰が読むねん?」
もしかしたらあなたは、2023年に刊行した『87歳、現役デイトレーダー シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)で、私のことを知ってくださったのではないでしょうか?
正直に言うと、あの本が12万部のベストセラーになるとは、夢にも思っていませんでした。最初は「こんなじいさんの話、誰が読むねん?」と思っていたほどです。
予想外の反響、国境を越えた「シゲルの教え」
それが、ふたを開けてみれば年間ベストセラーランキングに入り、中国・韓国・台湾・ドイツでも翻訳されるまで広がりました。
「好きでやってきた投資が、こんな形で人の役に立つ日がくるなんて」と、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
なにより、たくさんの方から「元気をもらいました」「投資のヒントになりました」といった温かい言葉をいただいたことが、いちばんうれしかったです。
編集者からの「無茶な提案」
そんななか、「もう本を書くことはない。前の本でぜんぶ出し切った」と思っていた私に、ダイヤモンド社の担当編集者が、こんな提案をしてきました。
「今度は若い人にも読みやすい“物語仕立て”でいきましょう。シゲルさんの言葉は、物語のなかでもちゃんと響くはずです」と。
物語なんて、書いたことも読んだこともない
私は「そりゃ無茶や」と即座に断りました。なにせ、物語や小説なんて書いたこともなければ読んだこともほとんどない。
しかし、担当編集者はあきらめません。
「たとえばこんな質問があったら、シゲルさんならどう答えますか?」「この格言の背景には、どんな経験があったんですか?」と、何度も何度も食い下がってくる。
現実とフィクションから生まれた、新しい投資の本
そうして生まれたのが、拙著『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』です。
現実とフィクションが入り混じる、ちょっと変わった株式投資の本ですが、語っている言葉は私自身の言葉ですし、これまでの人生や日ごろの生活、投資スタイル、銘柄の売買など、ほとんどのことは事実に基づいています。
主人公になったつもりで、ページをめくってほしい
もし、いまあなたが「お金が足りない」「投資は気になるけど難しそう」と思っているなら、この本の主人公になったつもりで読んでみてください。
もし、すでに投資をしているのであれば、「このじいさんは、こんなやり方で投資してるんやな」と、投資判断のヒントにしてもらえたらうれしいです。
投資歴70年、資産21億円のリアルな声
投資歴70年、資産21億円、毎朝2時に起きて株と向き合う―そんな89歳、現役トレーダーのリアルな声と生き方が、これからのあなたの人生のどこかで、背中を押すきっかけになれば幸いです。



