政治経済学部

 政治、経済、地域行政の3学科。自他ともに認める楽勝な学部で、他学部生からは「パラダイス政経(パラ政)」(政治経済学部生)と呼ばれている。パラダイス度は「政治>経済>地域行政」。

「政治学科は最低限のことさえしていれば単位を落とすことはない。経済学科は3・4年の専門科目が少々ツラい。地域行政はとにかく必修が多く、全然パラダイスじゃない」(政治経済学部生)とのこと。

 また、学部独自の「ゼミ指導型コース制」を導入し、3年次からの専門的なゼミに向けた予備教育を1、2年次に実施。ゼミに入るには、2年秋のゼミ試験に合格する必要がある。ゼミに所属するのは85%程度だが、人気のゼミは倍率が3~4倍になるため、必ずしも第一志望のゼミに入れるとは限らない。

 地域行政学科は学生数が少なめで、隅に追いやられている感がある。2022年4月からは新たにGlobal Career Development Program(グローバルキャリア形成プログラム、GCD)を開始した。それぞれの専門領域を持ちながら国際通用性を伸ばすことを主眼に置いたプログラム。

 海外留学や海外インターンシップへの参加を後押しする学部独自の支援金が給付される。政治経済学部にしかない「留学促進プログラム」もある。就職先の業種は幅広いが、金融関係が最も多く、地域行政学科は公務員志向が強い。「女性のためのスマートキャリアプログラム」を独自に開いている。

経営学部

 2年次から経営、会計、公共経営の3学科に分かれる。学内での存在感は薄め。ちなみに日本の私大でいちばん歴史はある。会計学科は公認会計士養成に力を入れており、近年の合格者数では商学部と拮抗している。

 高度職業会計人養成トラック「CAP」では、公認会計士や税理士をめざす者向けに1年次から専門教育を行う。入学時にTOEICを全員が受験し、成績順にクラスを分ける。上位成績者が入れる「GREAT」では4年間を通してグローバル経営人材育成カリキュラムを受けられる。

 海外で社会奉仕を経験するグローバル・サービスラーニングも特徴。デジタル経営人材開発トラック「DIGIT」では、DX時代に即した教育プログラムを提供。ゼミは2年次から商学部同様、2~3割が金融業に就職する。