文学部
文、史学地理、心理社会の3学科。1年次から少人数制のゼミがあるのが特徴。学科によって、やっていることがまったく違うので、学部としての連帯感はなし。特に心理社会学科は、「少人数なので、孤立している」という。文学科には日本文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学、演劇学、文芸メディアの6つの専攻がある。
「演劇学は個性的な人が多く、劇団での活動や観劇ばかりしている人も」(文学部生)。文芸メディア専攻は実践重視を謳っており、作家志望の学生もいるが、「プロ作家の先生もいないし、カルチャーセンターと変わらない」(文学部生)という声も。
史学地理学科は、日本史学、アジア史、西洋史学、考古学、地理学の5つの専攻。心理社会学科は臨床心理学と現代社会学、哲学の3専攻。それぞれの専攻を入試段階で選択するので、早いうちから専門を学べるメリットはあるが、入ってみて期待外れだとつらい4年間になる。
2024年度からは、大学院の文学研究科と共同で新たな語学教育カリキュラム「特修外国語コース」を開始。ドイツ語、フランス語、スペイン語、朝鮮語、中国語、アラビア語、古典ギリシア語、ラテン語などの未修外国語が学べる。
理工学部
電気電子生命学、機械工学、機械情報工学、建築学、応用化学、情報科学、数学、物理学の8学科に加え、学科を超えた無学科混合クラスがある。講義は文系とは比較にならない大変さで、2割が演習や実験、実習。
「研究環境は可もなく不可もなく」というのが平均的な声だ。「学科内は仲が良く、先生や先輩にも質問しやすい」「実験後に飲み会を開くこともよくある」(どちらも理工学部生)など人間関係は良好な様子。
女子率が高いのは、建築学科と応用化学科。就職は、大学推薦を受けられれば大手にすんなり決まる。推薦が受けられるのは、学年の上位3割くらい。全体の約3分の1が大学院に進学する。4年生から院への飛び入学制度もある。