凝り固まった正義マンとは
距離を置くのが正解

 コロナ禍の頃、○○警察と呼ばれる人たちが登場しました。マスク警察、自粛警察などがありましたね。

 こうした人たちは、自分は正しいことをしていると信じて疑いません。実際、言っていることは正論もあれば、それはこじつけでしょというものもあります。

 ひとつ言えることは、正義の名の下に相手を追いつめることはとても気持ちがいいということです。周りからすれば理解しにくいことだとしても、自分が正しいことをしていると信じて疑いません。

 自分が正しいと信じ込んでいる人と真正面からぶつかることは、どうしてもの場合を除いて避けたほうが良いでしょう。

 なぜなら、そういう人は何を言っても聞く耳を持ってくれないからです。聞いてくれないどころか、間違いを正そうとすれば、それこそ相手の怒りの炎を燃え上がらせることになります。

「三十六計逃げるに如かず」といいますが、正しさをぶつけてくる人には、ひとまず逃げることが最善の策になるということがあります。

advice
自分なりの正しさを持つことはとても大事ですが、それが独りよがりになっていないか、周りの人に聞くなど、確認する方法は持っておきましょう。

たとえみんなと違っても
自分らしさと誇れるように

 人と意見が違うことを良いことだと思わない人がいます。人と違う意見を言うことは、和を乱すこと、協調性のないことだと、どこかで思っているからです。

 自分とまったく同じ価値観・意見の人はいません。だから意見が違うことはとても自然なことです。

 あとは人と意見が違うことを、自分がどう思うかです。いけないこと、恥ずかしいことと思えば、それは自分を苦しめることになるでしょう。

 自然で普通なことをしているのに、自分をみずから苦しめてしまうなんて、なんだかおかしな話です。

 意見が人と違うということは、自分の考えを持てているということ。それは自分らしさであって、とても誇らしいことです。