「大企業=安泰」という思い込みの落とし穴

親世代にとっては「大企業に入る=一生安泰」という価値観が根強いですが、今の時代は違います。

大企業でもリストラや早期退職は珍しくなく、むしろスピード感のある中小企業やベンチャーで力を伸ばす方が成長できる場合もあります。

「大企業に行け」と言われた学生は、視野を狭めてしまい、自分に合う環境を選べなくなってしまう可能性があるのです。

面接でにじみ出る“違和感”

仮になんとなく大企業を受けていても、その裏に親の声が透けて見えると、面接官はすぐに見抜きます

志望理由に主体性が感じられず、「この学生は本当に自分の意思で選んでいるのか?」と疑問を持たれる。

結果、選考で落ちやすくなってしまうのです。

親がかけるべき言葉とは?

就活において親ができる最大のサポートは、選択肢を狭めることではなく、安心感を与えることです。

「せっかくいい大学に入ったんだから大企業に行きなさい」ではなく、

自分が納得できる選択をしてほしい
大企業でも中小企業でも、あなたの選んだ道を応援する

という言葉をかけることで、子どもはプレッシャーから解放され、自分の言葉で就活に臨めるようになります。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです