食事を意識すれば
腸はいつでも生まれ変わる
腸内環境を乱す大きな要因は、「薬」「加齢」「食事」の3つです。

なかでも薬が一番短い期間で腸内環境に影響を及ぼします。特に胃酸を抑える薬、便秘薬は腸への影響が大きくなります。飲んでいる薬の数が多いほど、腸内細菌の多様性が減少し、善玉菌の種類が減るという報告もあります。
また腸内の善玉菌は60歳を過ぎると急激に減っていきます。加齢で消化機能が衰え、腸内環境が悪化することが原因といわれています。
最後に挙げる要因は食事です。前述したように、たんぱく質不足や、グルテン・カゼインを大量摂取し続けていると、腸内環境が悪化します。
3つの要因のうち最も改善しやすいのが食事です。1日3回も機会があるので腸活のための食事を意識すれば、何歳からでも腸を生まれ変わらせることができます。
体内の善玉菌を育てる
「菌育」のススメ
腸内の環境をよくするためには、食事の度に善玉菌が好む食材を摂取することも大切です。それをエサとして菌が増えます。
善玉菌が好む食材の代表格が、ワカメや昆布、海苔などの海藻類です。加えてサプリメントを摂取すれば、育てた菌+摂取した菌で、それだけ善玉菌が増えます。善玉菌は加齢とともに加速度的に減少するので、菌育+サプリメントでW効果を狙いましょう。
ここでは腸活のために知っておくべき善玉菌の代表3つをご紹介します(下図参照)。体に良い影響をもたらす善玉菌を増やすべく、菌育に励みましょう。

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