AIを使うと、使う人の力量やプロンプト次第で品質にバラツキが
それなら営業準備作業にAIを活用しよう……と考えるのは自然な成り行きで、DeepSeek(参考記事)やChatGPTのDeep Research機能を使うことで、かなりの調査は可能になる。しかし、そのためにはそれなりのプロンプトが必要となり、レポートの品質にもバラツキが出る可能性がある。
「アカマネサーチ」は、この営業準備に特化した新たなAIエージェントサービスだ。特に営業担当者が潜在顧客にアプローチするにあたり、相手企業について調査・分析したレポートや営業トークの生成を20回まで無料トライアルで利用可能となっている。特に営業トークは、経験の浅いスタッフのハンディ軽減に役立ち、新人研修などにも応用できそうだ。
ちなみに、「アカマネ」とは、営業担当者や顧客窓口の担当者を意味する「アカウントマネージャ」の略で、日本ではさらに略した「AM」という呼称が一般的だ。が、それ以外のポジションのスタッフが同業他社や異業種で話題となっている企業に関する知識を得る、あるいは、経営層が自社の抱えている課題やリスクを再確認するといった使い道も考えられるだろう。
自社情報と相手先企業名を入力するだけで詳細な資料が完成
アカマネサーチは、相手先企業名(あるいは自己診断的な用途であれば、自社名)の入力のみでも使えるが、自社情報を登録することで、その強みを生かして実際の営業活動で使える提案シナリオや営業トーク集も生成される。
ここではテストケースとして、万博のパビリオンなどでも使われている新建材CLT(直交集成板=板材を層ごとに貼り合わせる際に、繊維方向を直交させて強度を増した集成材)の開発・販売を手掛けているという想定の架空企業「エコストラクトCLT株式会社」の情報を登録し、どのような調査や分析が行われるか試してみた。この企業は、「木で都市をつくり、未来を守る」との理念の下、2030年までに国内CLT市場シェアNo.1を目指すという目標を掲げ、CLTの研究開発、製造・販売、設計・施工コンサルティング、環境貢献事業などを手掛けているという設定で、それをPDF化したファイルを、あらかじめ自社情報として登録している。
相手先企業のほうは、架空ではAIによるサーチの対象とならないため、日本製紙株式会社を入力したが、あくまでもテスト目的であり他意はない。商材が建材であれば通常はゼネコンや建築会社に営業をかけそうだが、それでは当たり前すぎるので、製紙会社が事業拡張を考えているかもしれないと仮定し、営業準備を依頼してみたという設定だ。
