自動バックアップのメリット、制約はわずか

 もう一つの大きなメリットは、モバイルアプリからの自動バックアップが可能という点だ。OS側の制約により、iOSでは、連絡先、写真・画像、動画、カレンダー、Androidでは、連絡先、写真・画像、動画、音楽、書類と、対象となる項目が異なるものの、連絡先、写真・画像、動画は共通して自動バックアップされる。

 実は、iOSデバイスからの自動バックアップは、他のクラウドストレージでは実現されていないHOZONだけの特徴となっている。しかも、連絡先とカレンダーのバックアップは、上書きではなく、端末別、日付別に保存されるため、過去の特定日のデータを復元させることもできる。

 また、アカウントはユーザーに紐付けされず、仕事仲間や友達同士で共有可能なので、それぞれの使用デバイスが異なっていても、3台までならファイルなどのシェアが容易に行える。さらに、バックエンドのクラウドサービスには強固なセキュリティと高い信頼性があるAmazonのAWSが使われており、データの耐久性はほぼ100%に近い99.999999999%と、失われる危険性は限りなくゼロだといえる。

HOZON 自動バックアップ設定1自動バックアップが行われる条件は、初期設定の段階で「Wi-Fi接続時のみ」、「充電中のみ」、「スリープ中のみ」から選択し、その後も必要に応じて変更できる 拡大画像表示
HOZON 自動バックアップ設定2,バックアップ結果バックアップのタイミング(頻度)も、「1日ごと」から「1カ月ごと」まで6段階で設定可能。バックアップ状況は、種類別に日付や容量と共に確認することができる 拡大画像表示

 なお、他のクラウドストレージでは、アップロード可能な1ファイルあたりの最大サイズが50GB~5TBであるのに対し、HOZONは5GBと控えめになっている。定額・容量無制限の実現や処理の高速化のために、あえて1ファイルあたりの容量が抑えられた形だが、一般的に写真・画像のファイルサイズが5GBまで巨大になることはなく、動画も4Kビデオファイルで10分強、画質を調整すると1時間以上のファイルもバックアップできるので十分といえよう。

 利用中のサービスからのデータの移行についても、HOZONは業界で唯一、AppleのiCloudからの直接データ移行を実現しており、他のクラウドストレージからの移行機能やフォルダ単位のロック機能、共有閲覧フォルダの作成機能などのサポートも検討されているようだ。それらの機能が実現されれば、まさに普段使いに最強のクラウドストレージとなるだろう。