例えば中学時代はずっとテストの点数も悪かったし、学年でもビリの方だったけれど、全然落ち込まなかった。勉強してないんだから当たり前だよなって(笑)。でも、留学してからは自分で目標を立てたものは絶対に達成したいと思ったし、自分ならできるはずだと信じて頑張ってきました。
大事なのは、小さな成功体験の積み重ね
大事なのは、小さな成功体験の積み重ねだと思う。目標は何でもいいんです。中学時代に太ってたコンプレックスを解消したくてダイエットを頑張ったんですけど、「まず今月は1キロ痩せよう」とか、本当にささいな目標でいい。それをクリアしていくことで自信が付いてくる。
ちなみに僕にとって「目的」は最終的にどうなりたいかというゴールで、「目標」はそこに向かう途中のチェックポイント。だからいきなり大きな目的を叶えるんじゃなくて、小さな目標で細かく区切ってひとつずつクリアしていく。積み重なると、「自分はできる」っていう自信になる。そういう感覚を自分で育てることも、親から与えられる愛情と同じくらい大事なんじゃないかな。
僕がこうして表に出たがるのも、やっぱり育ってきた環境があるから。両親もそうだし、親戚を見渡しても、いわゆる普通のサラリーマンをしている人がほとんどいない。「人と違ってもいいんだよ、それもそれで素晴らしいことだよ」と親から教えられて、それを自然に信じてきました。
もちろん、たとえ親に恵まれなくても、自分で環境を変えることはできる。ただし、「環境を変えてやろう」と強く思えるかどうかも、その人の気質や育ち次第なところもあるかもしれません。
確実に言えるのは、もし今、「親ガチャに外れたから自分はダメだ」と悲観的になっている人がいたら、思い切って環境を変えてみてください。付き合う人や生活の場所を変えれば、人生は変えられるって僕は信じています。
