
お笑い芸人のバービーが自身のYouTubeで「週5、1日8時間フルタイムやばい」と発言したことが賛否を呼んだ。芸能人にサラリーマンの事情はわからないという否定的な意見も多いのだが、配信の全体を見れば、彼女は重要かつ芯をついた指摘をしていると感じた。これを説明したい。(フリーライター 鎌田和歌)
長時間労働がキツいのは
真実なのに…
まず最初に書いておきたいのは、配信の内容について否定的なコメントが相次いだことについて、バービー自身が「働いている方を批判するつもりはまったくありませんでした。不快な思いや悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません」など、コメント欄の固定メッセージで謝罪をしている点だ。
真意と違う受け取られ方をしてしまったものの、表現に配慮不足があったことを「反省しています」と書いている。
ご本人がこう言っている以上、さらに記事を書くのは炎上に油を注ぐようでもあり申し訳ない気もする。しかしこの動画の中で、切り取りで話題になってしまった「週5、1日8時間フルタイムやばい」とは違う部分にも重要なメッセージがあったことを書いておきたい。
バービーはお笑い芸人だが、ここ数年はジェンダーや性教育関連の発信が特に女性から支持されているタレントである。2021年に6歳年下の一般男性「つーたん」と結婚。つーたんがバービーにインスタグラムでメッセージを送ったことが出会いのきっかけというのも話題になった。2024年夏に第一子を出産し、子育て中である。