
イケメンの代名詞といえば……「キムタク」。あなたはそう言い続けてしまっていないだろうか。アラフォー以上の世代にとっては、キムタクのインパクトが強すぎたのである。しかし時代は待ってくれず、今の若者からすればキムタクはとっくに「昔のジャニーズの人」である。イケメン感をアップデートするために、我々が必要なこととは。(フリーライター 鎌田和歌)
イケメンの代表=キムタク
その呪縛から逃れるには…
先日、こんな投稿がXで拡散されていた。
「定食屋で談笑してる男性2人が 「俺をおじさんって言うなお前!笑 失礼な奴だな〜こんなキムタクつかまえてよ〜笑」て言ってて、【イケメンの代表=キムタク】の時代からアップデートされてないのがめっちゃおじさんだった」 @piyo_hiyokoman2 2025.7.8
40代以上はついつい納得してしまうのではないだろうか。
わかっている。キムタクこと木村拓哉はすでに50歳を過ぎたおじさんであり、今の若者たちの中ではイケメンの代名詞がすでに何周もアップデートされていることは。
「ちょ、待てよ!」のモノマネだってもう通じないかもしれない。しかし頭ではそうわかっていても、「イケメン」と聞いて条件反射的に回路がつながれてしまうのはやっぱりキムタクなのである。
この投稿への反応を見ても共感の声は多く、だってやっぱりキムタクは時代を超えてかっこいいじゃないかと開き直った人もいるようだ。キムタクと並んで福山雅治を推す声もあったが、どちらにしてもおじさんであることは間違いない。
我々はなぜイケメンの代名詞をアップデートできないのか。若者の前でつい「キムタクみたいなイケメン」などと言ってしまわないためにはどうすればいいのか。しかし果たして、本当にキムタクを超えるイケメンの代名詞が今の時代に存在しているのか。といったことを、この際つらつらと検討してみたい。