バービーが指摘した
「時間の融通」の男女差
また、これは動画の中の結論部分である。その前段がかなり重要だと感じるため、その内容をざっくり要約する。内容だけ書き出すとシビアに聞こえるが、芸人特有の笑いまじりの軽快なトーンで話されているので、そこはご留意いただきたい。
理不尽なことには抗うぞというつもりでやってきたけど、抗えないこともあるんですね、という前振り
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結婚して子どもが生まれたら、どうやってフェアな夫婦関係を築いていけるんだろうと考えてきた。考えた結果、結局は金だろと思っていた
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家計を担うものがどうしても上の立場になってしまうと思っていた。女性は男性に比べて収入が低くなりがちなので、アンフェアな状況が生まれてしまう。それが社会の女性たちが嘆いている、性役割に押し込められた理不尽さだと思っていた
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しかし、そうではなかった! 金があってもダメだった!
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いくら自分が稼いでいようが、自分は「女性の性役割」からは逃げられなかった
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そこで導き出した仮説:「夫婦間のアンフェアさを平等にするのは家計をどちらが担うかではなく、時間」
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時間の融通さがキモ。男性の働き方は時間の融通が利かない(と思われている)ことが多い。女性は男性に比べて「フレキシブルに働けるでしょ?」と思われているからこそ、女性に家事育児の負担が偏る
ここから、夫・つーたんとの生活における愚痴が数分語られる。愚痴ではあるのだが、前段を踏まえると夫への愚痴でありつつも、女性ゆえに自分自身を「女性の性役割」で縛ってしまう自分への歯痒さとも受け取れる。
そして企業に勤めて週5で働くつーたんは産後しばらくは育休を取っていたものの、最近になって残業や上司との飲み会も増え始めたという。「そっちは仕事の話、こっちは家庭運営についての話」とバービーは言う。
もちろんバービーは「つーたん」に感謝している部分もたくさんあるし、協力して家庭運営していることも語っている。その上で結論として「週5フルタイムやばくない?」と言うのである。