これは、ビジネスでも同様です。取引先でのプレゼンテーションで、イメージができている人とそうでない人では、話し方や声のトーン、内容の強弱やまとめ方、質問の受け答えまで全てが違います。
当然、イメージが具体的であるほうが、成功する確率は高くなり、細かな指示をしなくても能動的に動けるようになります。
優れたコンサルタントの話は
「相手を動かす力」がある
クライアントに成果を上げさせる優れたコンサルタントは、相手の思考の解像度を上げる話し方を駆使して、
「相手のやりたいことを引き出し」
「具体的に動いている状態を描き」
「自信をつけて行動を後押しする」
ことで、相手が「自分事」として「能動的」に動ける状態にしています。

そうすることで、相手が
1.自らの意思で行動しようと思う(自立)
2.誰からの指示がなくても動けるようになる(自走)
3.自分の行動について責任を持つようになる(自責)
ことを支援しています。
一方、ダメなコンサルタントは相手の思考の解像度が低い状態にもかかわらず、「ああしろ」「こうしろ」と自分の考えを伝えて、強引に相手を動かそうとします。
これでは、相手は動けないだけでなく、やる気が低下し、そのうちそっぽを向かれてしまいます。
相手にやる気を持って動いてもらいたいと思うなら、まずは会話の中で相手の思考の解像度を上げていく意識を持つことが大事です。
相手の思考の解像度を上げる話し方は、ビジネスだけでなく日常の様々なシーンでも活かすことができます。
例えば、「子どもがなかなか勉強しない」「旦那が掃除を手伝ってくれない」というシーンでも、相手の思考の解像度を上げる話し方で、やる気を出して能動的に動いてもらえるようになります。