得意な仕事を交換するというバーターは、私もよくやってもらっています。
人それぞれのストロングポイントがあるので「僕がこれをやるので代わりにこれをお願いします」というように、お互いに融通を利かせながらやるとストレスが少なくなります。
「成長につながるストレス」か
自分に問いかけてみる
ストレスについて大事なことの1つは、「それが成長につながるのかどうか」を見極めることです。
自分に対して問いかけてみるのもいいでしょう。「このストレスは成長に必要なものか」「この人間関係は本当に必要か」と問いかけることで、自分の意識がクリアになることもあります。
がんばりすぎるというのはテンションを張りすぎたような状態です。張り詰めたものが切れてしまうと精神のバランスが崩れることがあるので、いっぱいいっぱいになってしまう手前でゆるめることが大事です。
かつては、そのいっぱいいっぱいの状態すら感じることができないほど働いていた人たちが多かったと思いますが、今の時代はがんばりすぎるとそれだけ反動が来るのがわかりやすくなっていると思います。そういう意味では、自分が今どのぐらいまで弦を張っているのか、ピンピンでこれはもう切れそうな状態か、まだ余裕があるのかということを自分に問いかけることが必要だと思います。
私の知人に、仕事でも悩みが多く、結婚もうまくいかなくて、うつになりかけることがあるという40歳くらいの男性がいます。その彼が、最近、いい対処法を見つけたというのです。それが、足裏マッサージ。気分が落ち込んだと思ったときに足裏マッサージに通うことにしたら、鬱な気分がだいぶ取れて、自分でも驚いたということです。
私は昔、指圧の研究をしていたこともあるので、その話には納得できます。体の状態が少しよくなって気の巡りがよくなると、気分が晴れるようになるものです。「つらい気分になってもここの先生に足裏マッサージをしてもらえば大丈夫」というように、信じられるものがあるのは強みになります。
自分の気持ちが張れる
「ルーティン」を見つける
このように、これがあれば自分の気持ちが晴れる、ラクになるという何かを探しておくといいでしょう。