「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

大事そうで実は不要! 「捨てるべき紙」と「残すべき紙」の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

「捨てていいか迷う紙」、見分け方は実はカンタン!

 前項の「一見して不要な紙」は判断に迷うことは比較的少ないと思います。それに対して難しいのは、一見、大事そうなので捨てていいのか迷う紙です。

 でも、これも見極め方にちゃんとコツがあるんですよ。

「お知らせ」であれば捨ててOK

 よくあるのは、金融機関から届くハガキなど。こういうお堅いところから届く紙は、「残しておかないといけない」と反射的に思ってしまいがち。でも、いざ読んでみるとキャンペーン開催のお知らせ、新商品の案内など、単なる「お知らせ」であることが多いので、その場で中身を読んで、理解すれば捨てて大丈夫

 また、町内会の役員や民生委員などをしている方は、たくさんの紙が手元にやってきます。この場合も、責任感のある方は、「残しておかないといけない」と思いがちですが、よく読んでみれば、ただのお知らせであることも多いはず。もうすでに解決したことに関するお知らせであれば、捨ててかまいません。

 もし、これから取り組む内容で、自分がやることがあるなら、それを手帳にメモしたり、スマホ保存(P44参照)したりして紙自体は捨てましょう。

 子育て中の方でしたら、学校からのお便りも、念のため残していることが多いかもしれません。たとえば、クラス便りや保健便り、PTAの活動報告書、スケジュール表など色々ありますよね。

 端的に言うと、「◯◯便り」や「◯◯報告書」は、内容を確認すれば捨てて大丈夫です。「便り」や「報告書」は、すなわち「お知らせ」ということだからです。

 もしかすると、先生からいただいたものなので、捨てることに抵抗があるかもしれませんが、これらの紙は「こんなことがありましたよ」と言葉で説明される代わりに、配られている文書に過ぎません。ですから「聞いて終わり」と同じように、「読んで終わり」で捨てていいんですよ。

 なお、予定表など“これからの「情報」”はスマホ保存が便利ですが、家族みんなで見たい場合は壁やリビングの収納扉の内側などに美しく貼っておきましょう(P93のグッズも参照)。

*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。