「信用取引は危険」と信じる人と、資産を増やす人の決定的な違い
ゴールドマン・サックスに入社し、マネージング・ディレクターに就任、アジアのトレーディングチームを率いた。その後、200兆円超の運用残高を誇る世界有数の機関投資家・ゆうちょ銀行で投資戦略を牽引。そんなマーケットの最前線を知り尽くしたトレーダーが、個人投資家が一生使える「オルカン」「S&P500」の“次の投資術”を徹底指南した初の著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】 ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』(ダイヤモンド社)では、投資初心者でも実践できるよう、徹底的にわかりやすく投資手法を体系化。ゴールドマン・サックス仕込みの「投資思考」や「オルカン+4資産均等型」といった実践的なポートフォリオ(資産配分)の構築方法、有望な個別株の見つけ方まで、すぐに役立つノウハウが満載!

禁断の果実か、賢者の選択か?
「やってはいけない」の常識を疑え
有効なレバレッジ手段の1つに「信用取引」があります。
個人投資家には、やってはいけない投資法の筆頭として挙げられることが多いのですが、検討するだけの価値はあります。
「借りる力」を「増やす力」に変える
「もしも」を現実に変えるシミュレーション
信用取引は、本質的には投資家が証券会社から「お金」や「株式」を借りて行う取引です。
例えばA社の株価が1000円で、将来上昇すると予想したとしましょう。しかし、手持ち資金は30万円しかありません。
そのときに信用取引を利用すれば、最大約3倍の取引が可能なので、90万円分(900株)のA社株を購入できます。
上昇の波を捉え、利益を最大化する
レバレッジがもたらす利益の増幅効果
購入して1か月後にA社の株価が1200円に上昇したら、900株を1200円で売却して108万円を得られるため、借りた60万円を返済し、金利などのコストを差し引いても、手持ち資金だけで投資するよりも多くの利益を得ることができます。