ロボットアドバイザー(ロボアド)はアリかナシか?
ゴールドマン・サックスに入社し、マネージング・ディレクターに就任、アジアのトレーディングチームを率いた。その後、200兆円超の運用残高を誇る世界有数の機関投資家・ゆうちょ銀行で投資戦略を牽引。そんなマーケットの最前線を知り尽くしたトレーダーが、個人投資家が一生使える「オルカン」「S&P500」の“次の投資術”を徹底指南した初の著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】 ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』(ダイヤモンド社)では、投資初心者でも実践できるよう、徹底的にわかりやすく投資手法を体系化。ゴールドマン・サックス仕込みの「投資思考」や「オルカン+4資産均等型」といった実践的なポートフォリオ(資産配分)の構築方法、有望な個別株の見つけ方まで、すぐに役立つノウハウが満載!

【ゴールドマン・サックスの元トレーダーが教える】投資を自動で任せるロボットアドバイザー(ロボアド)ってどうなの?Photo: Adobe Stock

日本で存在感を増す、新たな投資の形
あなたに代わる、資産運用の全自動パートナー

日本でも投資一任サービス「ロボットアドバイザー(略称・ロボアド)」が、存在感を増しています。ロボアドは、投資家に代わって資産運用のアドバイスや管理を自動的に行うサービスです。

独自のアルゴリズムを用いて投資判断や資産配分をするのが特徴で、利用者がリスク許容度や投資目的などに関する質問に答えることで、その人に適したポートフォリオを提案してくれます。

知識や時間がない?それでも始められる「おまかせ投資」
マーケットの動きを捉え、資産配分を自動調整

そのため、金融知識がまだなくて勉強している最中だったり、投資判断にあてる時間がない状況だったりするのであれば、ロボアドに任せればよいという意見もあります。

ロボアドはAIを使って最適な投資をするイメージを持たせますが、実際にはAIとまではいえず、アプリ側で資産クラスに関する「最適と思われる」判断を全自動で行うことをアピールするものが多いです。

例えば、マーケットの状況や経済情勢を考慮して株式の割合を減らし、債券の割合を増やすといった操作をします。