あとは、それとはまったく違う2つの分野で、それぞれ100分の1を目指せばいい。そうすれば、合計3分野を掛け合わせて、100分の1×100分の1×100分の1で100万分の1の人材になれるというわけだ。
100万分の1の人材なら、同じ価値を持っている人間は周囲にはいないという状況になれる。こうして、代替不可能なレア人材ができあがる。
数人にしか刺さらない
アイデアでもお金は集まる
単純労働はおろか、経営者の仕事ですらAIに代替されるかもしれない時代において、生き残る術は「好きなことに没頭し、仕事になるまで遊び尽くすレア人材」になることだけだ。
その上、今や「労働」をしなくても、遊びを極めることでお金が稼げるようになった。面白いアイデアを持っている人の元に、どんどんお金が集まるようになったのだ。
面白い人とお金を持っている人とを、インターネットがあっという間につないでくれるからだ。こうなれば、もう仕事と遊びの境界線なんて、あってないようなものだ。
HIU(編集部注/堀江貴文イノベーション大学校。堀江貴文氏による会員制オンラインサロン)にも、「ニート女子ですが、トライアスロンに初挑戦するので応援してください」と言うだけで、15万円も集めた子がいる。
現在進行中の宇宙開発プロジェクトで、「ロケットの打ち上げボタンを押すことができる権利」をクラウドファンディング(クラファン)で1000万円で提示したところ、ノリで1000万円を出してくれた人もいる。
僕に言わせれば、こういった自分がやりたいこと、楽しいと思うことでお金を得ることだって、立派な仕事のひとつだ。
お金を稼ごうと思ったら
メジャーよりニッチを狙え
こうして、好きなこと、楽しいことでお金を得ようとするとき、メジャーなことよりもニッチなことのほうが、ライバルは少ないし差別化も楽だ。
ニッチなことでも、その人しか持っていない知識やスキルがあれば、誰かに必要とされるはずだ。