古今東西、人というものは、自分が持っていない磨かれたスキルを持っている人に惹かれるものなのだ。昔から、スポーツ選手、歌手、演奏家、ダンサー、俳優などには多くのファンがついて、熱狂的に応援されてきた。

『これ以上ニッポンをダメにしないための教育意識改革大全 バカ親につけるクスリ』『バカ親につけるクスリ』(堀江貴文、主婦の友社)

「ニッチなら市場が小さいのでは?」と心配する人もいるかもしれないが、それは杞憂だ。

 インターネットの出現により、世の中は極端に狭くなっている。たとえニッチな市場であっても、世界規模で見れば大きな市場規模となるのだから、むしろチャンスしかない。

 注意点としては、「その人しか持っていない知識やスキル」の「もの差し」として、資格というものに走らないでほしい。

 資格を持つと、それがスキルだと思い込んでしまう人は多い。しかし多くの人が取得している資格なんてものは、スキルとしての差別化はまったくなく、誰かに「強い興味」を持ってもらうことは難しい。

 100万分1を目指すための、「100分の1」のひとつとしてくらいなら有効だが、資格や肩書にこだわってはいけない。