それは、“手ぶりの多さ”。
カナダにあるデンバー大学のリアン・ブリンクは、矯正施設に収監されている100名の男性囚人にインタビューを行い、その場面をビデオ撮影したものを40名の素人の大学生に見せて、サイコパスかどうかを正しく見抜けるかどうかを調べてみました(※2)。
するとサイコパスかどうかを見抜くときに、手ぶりの多さに注目すると正しく見抜くことができるとわかったのです。
会社におかしな人材を紛れ込ませることのないよう、人事担当者はよくよく気をつけなければなりませんが、サイコパス人間を見抜きたいのなら、どれくらいウソをつくのか、どれくらい手をさかんに動かしているのかに注目してみるとよいかもしれません。
【参考文献】
※1 Brinke, L. T., Porter, S., Korva, N., Fowler, K., Lilienfeld, S. O., & Patrick, C. J. 2017 An examination of the communication styles associated with psychopathy and their influence on observer impressions. Journal of Nonverbal Behavior ,41, 269-287.
※2 Jonason, P. K., Lyons, M., Baughman, H. M., & Vernon, P. A. 2014 What a tangled web we weave: The dark triad traits and deception. Personality and Individual Differences ,70, 117-119.