汚れを見つけたらすぐに対処するからか、1年ほどこの2つのみで、きれいさをキープできています。
また、トイレのタオルをペーパータオルにしてよかったと感じるのは、タオルの洗濯物が減ったこと。そして、ティッシュと違って濡れても破けにくいので、使うたびにトイレの手洗いシンクをさっと拭いて掃除が手軽にでき、水垢防止にもなることは、意外なメリットでした。
1分以内の「ついで掃除」で、
“未来の自由時間”が増える
掃除のプロから「どんな汚れも放置するほど、落とすのに時間がかかる」と聞いたことがあります。
たとえば、お風呂に入ったあと、浴槽をバスブラシかスポンジでさっと撫でるだけで、洗剤をつけなくても汚れはきれいに落ちる。水垢にならないよう拭きとれば完ぺき。一方、1日経ってお風呂に入る前に掃除しようとすると、洗剤をつけてゴシゴシ汚れを落とさなければならず、時間も倍以上かかる…という例えに、深く納得。
いそがしいとき、疲れているときは、お風呂もキッチンも「掃除はあとで~」となりがちですが、そのとき、さくっとやらなければ、未来の大切な時間を奪ってしまうことになるわけです。明日は明日でいそがしい日が待っているというのに。
そのことに気づいてから、私は1分以内でできる「ついで掃除」を習慣にしてきました。洗面台を使ったついでに、飛び散った水滴をさっと拭く。電子レンジを使ったついでに庫内を拭く。洗濯をするついでに、その日洗うタオルで洗濯機を拭く。ゴミを捨てるついでにゴミ箱を掃除するなど、「ついで」の組み合わせを見つけて、流れをつくることで、きれいな状態を維持して、掃除の時間を大幅に短縮できます。
「ついで掃除」を無理なく続けるひとつ目のコツは、1分以内で終わらせること。それ以上やろうとすると、間違いなく億劫になってきますから。
2つ目のコツは、掃除道具は、掃除場所の近く、手の届くところに置くこと。
汚れに気づいても道具が遠くにあると、すぐに掃除ができません。私は小分けしたマルチクリーナーのスプレー瓶と、メラニンスポンジ、ウェットティッシュなどを各部屋の目立たない所に置いて、気になったらすぐに掃除できるようにしています。
そして3つ目は、無理をしないこと。ほんとうにいそがしいとき、心の余裕がないときは「やらなくてもいい」とすることも、長く続けるコツなのです。







