【発展・応用】
雨音を鑑賞できるようになったら、身の回りの音に注意を向けてみましょう。いろんな音があることに気づけます。
【効能】
(1)気分転換になる
雨の日は外に出られず、気分が優れないことがあります。家に閉じこもっていると、嫌なことを考えてしまいがち。気分転換を行う際に、一番簡単なのは「その場にあるものを利用すること」です。雨の音を丹念に聞くことで、気分が晴れやかになるでしょう。
(2)感覚が鋭くなる
雨の音は普通に生活していれば聞き流してしまうものです。しかし、あえて意識して聞くことで自分の中の感覚が鋭くなります。感覚が鋭くなれば、今まで見逃していた面白いことや楽しいことを見つけるきっかけになるはずです。
(3)雨の日でも楽しめることに気づく
雨の日は、世間的にあまり良い印象がありません。しかし、そんなときでも何か楽しみを発見できれば、どんな天候だろうと心地よく過ごすことができます。つまり、どんな状況も心の持ちようで変わるのです。
【アドバイス】
どんな状況でも楽しむことができれば、人生の幸福度は上がります。その訓練として、雨の日をいかに楽しめるか考えていろいろ試してみてください。その過程がきっとあなたの生きづらさを解消してくれますよ。
芸術作品に触れることで
気づきや発見が生まれる
●芸術鑑賞
わたしは以前、「芸術なんて自分とは関係のない縁遠いものだ」と思っていました。自分には「芸術」の良さを理解することができなかったからです。しかし、病気がきっかけで生きづらさを抱えるようになり、芸術作品への感じ方が変わりました。
あるとき、京都の三十三間堂の仏像を見ていたら、なぜだか涙が出てきました。胸の奥に抱えていたモヤモヤした気持ちが、スーッと洗い流されていくような感覚を覚えたのです。それ以来、ときどき芸術作品を鑑賞しています。作品を見て、自分は何を感じるかを考えるようになりました。







